KIGUMIな日々

こんにちは。企画の東谷です。
先日、二級建築士の定期講習を受けてきました。
3年に一度、受けなければならない定期講習です。皆さんの記憶に新しい○○の構造の偽装事件以来定められた定期講習です

正直なところめんどくさいと言えばめんどくさいのですが、これはこれで身を引き締めるいい機会だと最近は案内が来ると率先して申し込んで受講しています

建築基準法改正の動きや構造に関してどんどん厳しくなっていること（当たり前なのですがね。）、違反に対しても罰則のことから室内環境のこと（シックハウス症候群・化学物質過敏症）、リサイクルのこと、バリアフリーやユニバーサルデザインのこと、いまどきのZEH（ゼロ・エネルギー・ハウス）など様々な講習を受け、改めて自分もいち建築士としての気持ちに火がついた思いでした。

講習会場は四条烏丸の交差点近くなのですが（私、一応京都市民です）、会場へ向かうときに気になる通りがありました。

講習が終わったあと、その通りに入ってみると。。。

なんと京町家だらけの通りだったのです
そして、その近くには2010年に国の重要文化財に指定された杉本家住宅がありました。

京都でも町家を再生する動きや空家問題でもよく新聞に記事が載っています。町家を改装して宿にしたり、一軒まるごと宿として借りる？泊まれる？ところもあります。

建築はとても多岐にわたるものです。京町家のように今でもしっかりと存在し、生かされて今も利用されていることが今の時代から考えるとすごいことだと思います。現在、新築の住宅の寿命が30年前後と言われているのがとても情けように思います。

住まい、住宅、家、我が家など言い方は色々ですが、基本的には世界で一番リラックスできる場所であってほしいところですよね。そんなリラックスできる場所にするためには、どんなお家を建てたら良いのかということを講習で火がついた私に思わせてくれました。